アブストラクト(7巻6号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 左心Bypass法による胸部大動脈移植の研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 佐藤雅昭, 木本誠二 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京大学医学部木本外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 7 |
Number : | 6 |
Page : | 675-691 |
Year/Month : | 1959 / 6 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | [緒言] 大動脈疾患の外科的治療が可能となったのは比較的近年のことである. ことに胸部大動脈瘤の根治手術に際しては, 血流遮断に伴う末梢の重要臓器障害が問題とされており, 遮断解除後の脊髄神経障害とシヨックの発生が重要な合併症としてあげられている1)-12). この対策としては, 組織の酸素消費量を低下せしめて血流遮断時間の延長を図る低体温法13)-22)と, 遮断部位より末梢へ何等かの手段で血液を送る方法23)-41)が考えられている. 諸家1)2)4)6)7)8)9)12)19)の動物実験成績では, 胸郭下行大動脈を常温下に犬の左鎖骨下動脈分岐部直下で遮断した場合, 遮断時間は大約30分前後が限界とされているが, 全身低体温法を応用した場合には箸しい遮断時間の延長が認められ, 本法を応用した臨床成功例の報告17)20)21)42)も多くみられている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |