アブストラクト(7巻6号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺切除における胸成附加樣式に関する臨床的研究(特に準備胸成肺切除を中心に)
Subtitle :
Authors : 滝川正, 八塚陽一
Authors(kana) :
Organization : 国立療養所山陽荘
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 7
Number : 6
Page : 732-761
Year/Month : 1959 / 6
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [I 緒言] 化学療法ならびに胸部外科領域の長足の進歩によって肺結核に対する切除は昨今では日常の療法となった感がある. しかしながら肺結核切除はその侵襲の強大, 術後管理の複雑, 諸種の合併症等によりなお多くの問題を含んでいる. 殊に切除療法体系の一環としての附加胸成の位置は必ずしも明確ではない. 例えば切除に胸成を追加するか否か, 附加するとすれば如何なる適応に行うかなどについては既に多くの研究者によって論議され今日では大方の意見は一致した如くみえる. しかし胸成附加の時期に関してはあまり報告されておらず殊に肺切除前鼻面附加については少い. 著者は肺切除と言成の時期的関係から肺切除症例を準備胸成肺切除群(以下I群と呼ぶ), 同時胸成肺切除群(II群), 胸成追加肺切除群(III群)に分けた. 特に巨大空洞, 荒蕪肺など重症例には先ず即成術を先行し二次的に肺切除を行う我々の所謂準備胸成肺切除を多く適用した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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