アブストラクト(7巻11号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺化膿症の心肺機能に関する研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 上野茂之, 篠井金吾 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京医科大学外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 7 |
Number : | 11 |
Page : | 1123-1148 |
Year/Month : | 1959 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | [第1章 緒言] 最近, 胸部外科の発達は麻酔技術の向上, 輸血学の進歩及び病態生理の究明に負う所大である. 特に手術の安全性を高めるためには, 術前, 術中及び術後の心肺機能面の研究が大切と思われる. 今日, 心肺機能は換気, 循環及び肺胞の三相の機能が有機的に結合して論ぜられ, これら病態生理の確立と共に, 肺結核, 肺気腫及び珪肺症等に対する心肺機能の研究が行われ, 肺気腫・珪肺症の心肺動態の報告は, 我国では, 上田, 中村, 笹本等によってなされ, 肺結核については多数の報告がある. 然るに気管支拡張症, 肺癌, 肺化膿症に対する研究は比軽的少なく, 特に肺化膿症に就いては全く発表を見ないと云っても過言ではない. 即ち, 気管支拡張症に就いてはGobbel, Cournand, Overholt, 中村等の報告を見, 肺癌に就いては, Garbagni R. et al, William E.Adams et al, 伊賀, 石川, 楠原等の研究があるが, 肺化膿症については, 当教室の篠井, 名倉の報告以外に見るべきものはない. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |