アブストラクト(7巻11号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 急性肺水腫に関する臨床的並びに実験的研究
Subtitle :
Authors : 原田重秋, 福田保
Authors(kana) :
Organization : 順天堂大学医学部第1外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 7
Number : 11
Page : 1169-1187
Year/Month : 1959 / 10
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [第1章 諸言] 近代科学の進歩は目覚しく, 手術適応は拡大され, その治療成績は著るしく向上した. 手術に伴う合併症としてのショック, 感染, 創傷治癒障害等の諸問題は, 化学療法の進歩, 物質代謝並びに病態生理学の研究にしたがって改善されて来た. しかしながら心肺性危機としての急性肺水腫についての対策は漸くその緒についたにすぎないと云えよう. 急性肺水腫は独立した症候群であり, これが術中術後に発生すると予後は極めて悪く最近とみに注目をあび, 内外多くの研究者1)2)3)4)5)6)7)8)によって広範に研究が行われている. しかしながら未だ十分な解明がなされていない現況である. ここに私共は急性肺水腫の合併症としての重要性を痛感し一蓮の研究を行っているが, その一端として自験臨床例について成因及び治療の点より検討を加え, 外科的急性肺水腫の成因及び治療に関して2, 3の新知見を加え更に実験的に組織呼吸並びに病理組織についての検索を行った.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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