アブストラクト(7巻11号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺切除例の術後合併症,遠隔成績を中心とした術式の検討 |
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Subtitle : | |
Authors : | 松山智治 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 国立松戸療養所 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 7 |
Number : | 11 |
Page : | 1188-1200 |
Year/Month : | 1959 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | [諸言] 療養所に於ける肺結核の切除療法は, 昭和23年頃から肺葉切除をもつて始められ, 間もなく部分切除がこれに加つたが, 27年気管内麻酔の普及および區域切除の台頭により手術例数は急激に増加しその優秀な手術成績が報告されている. 近年, 切除か成形か, と云うことで両者の成績の比較検討がなされ, 各々の長所短所が種々の観点から指摘されているが, 切除療法に於ける各術式の比較検討は案外少いように思われる. 我々は28年1月より32年6月迄に肺切除を266例経験したので, この中諸種の臨床検査及び遠隔成績を追求し得た228例について術式別(葉切, 區切, 部切)に比較検討を加え若干の知見を得たので報告する. 尚全例とも閉鎖式気管内麻酔によるもので適応の決定及び手術は何れも同一スタツフによつて行われた. 当療養所に於ける外科療法の年度別推移は表1に示す如くである. 我々は, 30年度迄は胸成術の適応範囲を比較的広くとつたので, その著明な減少及び肺切除の激増はみられず, 32年度に到つて両者の地位が逆転した. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |