アブストラクト(7巻12号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 調節呼吸の循環系に及ぼす影響について |
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Subtitle : | |
Authors : | 樋口道雄, 河合直次 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 千葉大学医学部第1外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 7 |
Number : | 12 |
Page : | 1227-1242 |
Year/Month : | 1959 / 11 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | [I. 緒言] 最近, 筋弛緩剤を使用した浅い麻酔法が普及するにつれて, 調節呼吸の重要性が増してきた. 調節呼吸は, いわゆる熟練した麻酔医の手によつたり, 或いは調節呼吸器によつて行われているが, 循環面に異常のあるものに必ずしも影響なしとしない1)2)3). そこで, 従来行われている方法と, 教室で行っている企画調節呼吸法とを循環面から此較検討してみた. [II. 実験対象及び方法] 1)対象 動物実験では体重10~16kgの正常雑犬18頭を用い, 臨床的研究には, 既往及び現症に於いて呼吸器系に異常を認めない成人及び高齢者19名を用いて実験を行った. 2)実験方法 i) 動物実験 a) 麻酔方法 犬を実験台上に背臥水平位に固定し, これに1.5~2.5% pentothal sodiumを徐々に静注し就眠量の約2倍で止め, 次いでS.C.C.(saccinyl choline chloride)を体重1kgあたり1.5mgを静注して完全に筋弛緩を得てから気管内挿管を行い, 閉鎖循環式麻酔器につないで人工呼吸を施行する. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |