アブストラクト(7巻13号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺癌患者の尿中17-Ketosteroids値と病期との相関 肺癌の臨床像との相関, 切除後の動的観察及び術後急性肺水腫との相関
Subtitle :
Authors : 和爾隆政
Authors(kana) :
Organization : 慶応義塾大学医学部外科学教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 7
Number : 13
Page : 1381-1391
Year/Month : 1959 / 12
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [I 諸言] 肺癌の治療のさいに種々の障害が起るが, その原因として肺癌患者の副腎皮質機能低下が大きな因子をなすと思われる. 故に副腎皮質機能を測定して肺癌の病期を推測し, 治療方針の選定, 治療成績の向上に役立てようと試みた. [II 研究方法] a. 研究の対象 肺癌59例(肺剔除15例, 肺葉切除8例, 試験開胸18例, 及び手術不能例18例), 慢性胸部疾患19例を対象とした. b. 研究方法 各症例について尿中17-KSの測定を術前・術中・術後に渉つて行うと同時に, 性・年令・一般状態・心肺機能・手術成績・予後・組織像及び転移等について調査して, 尿中17-KSの排泄及び副腎皮質系との関係をしらべた. 尿中17-KSの測定は, Zimmermann反応を利用した増田氏の方法に主として依ることにした. 検査には24時聞尿を用いたが, 少数例では特別の意図をもつて, 術中・術後にカテーテル導尿による時間尿を用いた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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