アブストラクト(8巻1号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺切除術後の排菌に関する研究
Subtitle :
Authors : 原明道, 隈部英雄
Authors(kana) :
Organization : 結核予防会結核研究所
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 8
Number : 1
Page : 78-98
Year/Month : 1960 / 1
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第1章 緒言」肺結核症に対する肺切除術は排菌源の切除をもつて第一義としているので, 治療法中最も抜本塞源的かつ速効性の治療法であり, 術直後から菌陰性化するものとの考え方が強い. しかし果してそうであろうか. 肺切除の経験をつみ詳細な観察を続けてゆくと術後排菌が存外多いことに気付く. しかも術後の排菌は静的なものであり, 検索条件にも大きく左右されるためか, この点に関する系統的の研究は殆んどみあたらない. 従つて著者は術後排菌の問題を臨床像, 原因, 排菌開始の時期, 治療法, 予後など多方向から系統的に検討してみたいと思う. 「第2章研究対象及び研究方法」研究対象:昭和25年7月から昭和31年11月までに当結核研究所で行つた肺切除1000回のうち, 6カ月以内に対側肺の手術を行つた初回切除, 6ヵ月以内に再切除を行つた初回切除, 6カ月以後に再切除を行つた第2回目の切除, 対側に外科的治療を必要とする病巣を持つもの, 経過不明のもの, 術直後死亡例などを除いた943例を対象とした.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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