アブストラクト(8巻2号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 先天性非青色症手術適応に対する心音図学的考察 |
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Subtitle : | |
Authors : | 小田豊 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 慶応義塾大学医学部外科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 8 |
Number : | 2 |
Page : | 185-202 |
Year/Month : | 1960 / 2 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I 緒言」直視下心内手術の発達とともに先天性心疾患に対する外科的療法は飛躍的に進歩しつつあり, 最近その成績も著しく向上した. 従来全く治療の対照となり得なかつたこれ等疾患が次第に外科的療法によって治癒せしめ得るようになつてきたが, しかし現況においては未だ限界があり, その適応の決定には各疾患の重症度, 手術の安全性, 手術効果等を考慮して充分慎重でなければならない. 慶大外科においては先天性心疾患, 特に非青色症の手術適応に関して, 数年来鋭意検討を加えてきたが, その成績の一部は井上ら1)2)により既に発表されている. この研究は心臓カテーテル法による検査成績をその骨子にして行われている. 衆知の如く心臓カテーテル法(以下心カテと略称する)は先天性心疾患の有力な補助診断法であるが, その操作は繁雑であり, 患者の負坦も著しく, 更に時として感染及び生命の危険等, 好ましくない点もみられる. 従つて心カテに代つて, より簡単でありかつ患者に余り負坦とならない検査法によつて診断並びにその手術適応が決定されることが望ましいと考える. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |