アブストラクト(8巻7号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 陽陰圧調節呼吸における換気循環動態の再検討 特に気管内圧を中心にして 附 牛閉鎖從量法陽陰圧調節呼吸装置について |
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Subtitle : | |
Authors : | 堀江栄一郎, 隈部英雄 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 結核予防会結核研究所 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 8 |
Number : | 7 |
Page : | 683-699 |
Year/Month : | 1960 / 7 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章 緒言」調節呼吸は1922年Drinkerによって蘇生法として初めて用いられた. その後Frenckner-Craoofrd1), Maulz2)らの努力によつて胸腟内手術の麻酔に応用されるようになり, 現在では更に拡大して胸部以外の手術にも利用されるようになつた. この間Motley3), Cournand4)らの主張する陽平圧調節呼吸法と, Maloney5)6)らの主張する陽陰圧調節呼吸法との間に幾多の論議がかわされた. しかしMaloney, Priceら1954年正常循環状態の犬と脊椎麻酔によつて循環不全状態にある犬とに, 陽平圧調節呼吸及び陽陰圧調節呼吸を行い, その際における動脈圧及び心搏出量の検討から神経性末稍循環調節機構を理論ずけ, これによつてこれまでの混亂はある程度排除された. Maloneyの実験及びBrecher7), Hubay8)の静脈循環理論は, 麻酔中の如く自律神経が遮断されている場合には陽平圧調節呼吸よりも陽陰圧調節呼吸の方が優れていることを明らかにした. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |