アブストラクト(8巻7号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 体外循環の研究 特に体外循環時における生体の循環機能についての研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 高崎義一, 卜部美代志 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 金沢大学医学部第1外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 8 |
Number : | 7 |
Page : | 729-762 |
Year/Month : | 1960 / 7 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」心臟疾患に対する外科的治療法は, 近代医学の発達に伴つて急速な進歩を遂げた. 思えば, 1939年Grossが小児動脈管開存症の結紮手術に成功し, 心臟疾患に対しても積極的な外科的手術療法の可能性があることを示してから, 今日までわずか20年に過ぎないが, その間の心臟疾患に対する手術手技の発達や, 手術適応の拡大等は誠に瞠目に値するものがある. その中, 手術手技に関して, 心臟に直接切開を加え, 直視下に手術を遂行しようとする試みがある. この場合, 心臟は中に血液を充満し, 血液の循環を掌る重要な臓器であるが故に, それを直視下に手術するには, 種々の困難が伴うことは容易に理解出来るところである. 勿論, 心臟の手術的治療法といつても, 僧帽弁口狹窄症等に対して, 指のみを心内に挿入し, 盲目的に弁口拡大を行う方法1)2)3)や心臟鏡4)を用いる手術方法があるが, 直視下に手術を施行するのに比べれば確実な方法とは云い得ない. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |