アブストラクト(8巻7号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 開胸術後に行われる吸気時間歇的陽圧呼吸(IPPB/I)の効果に就いて 血液ガス・X線像・心機能との関連を中心として
Subtitle :
Authors : 傅頼全, 林田健男
Authors(kana) :
Organization : 東京大学分院外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 8
Number : 7
Page : 785-806
Year/Month : 1960 / 7
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第1章 緒言」近年抗生物質の出現, 麻酔技術の進歩, 輸血輸液術の発達等と相俟つて, 肺結核, 肺癌等の手術は肺全摘出術から, 肺葉切除術, 肺區域切除術, 肺部分切除術まで平常行われる様になり, 更に肺切除量並びに肺機能の犠牲をなるべく少くする方向に進んで来た. 一方術後早期の呼吸性危機の予防, 術後合併症の防止, 残遺死腔処理を含めて残存肺の再膨脹を図る事に依り, よりよき肺機能の改善が重要課題になっている. 他方社会復帰の適応能力も考慮して, 従来肺切除後に常用されて来た追加胸成術よりも, 患者の状態の許す限り切除後残存肺の再膨脹を図つて前記目的を果す方向に進んで来た. わが教室では開胸術後早期に行われる吸気時間歇的陽圧呼吸(以後IPPBと略す)1)とNebulizationの併用が前記の目的達成に有用である事を認め, 1952年以来2), その研究を続けて来た. 著者は血液ガス, X線像並びに心機能との関連を中心としてその効果を検討した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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