アブストラクト（8巻8号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 外科における肺循環の研究 特に肺切除術による肺循環の変動に関する臨床的研究 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 瀬川安雄, 卜部美代志 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 金沢大学医学部第1外科学教室 |
| Journal ： | 日本胸部外科學會雜誌 |
| Volume ： | 8 |
| Number ： | 8 |
| Page ： | 817-843 |
| Year/Month ： | 1960 / 8 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 「緒言」心臓及び肺臓は, その機能の面においては, 極めて密接な関連を有するものであるが, 殊に肺の病態生理学を論ずるに当つては, 両者を別々に考えることは不可能である. それにもかかわらず従来適当な方法がなかつたために, 肺の機能に関しては専らその換気機能のみが取り上げられていたのが実状であつた. 近年に至つて, 肺の換気, 血流, 肺胞における酸素・炭酸ガスの拡散を肺循環として一括把握しようという新しい概念が生まれ, 殊に最近における右心Catheter法の進歩に伴つて著しい展開をみるに至った. 1947年Riley&Cournand1)は, さきにForssmann(1929)2)によつて創殆されていた右心Catheter法を応用して肺における循環動態の検索に新しい分野を拓き, 19513)4)5)年に至り, 肺の機能を換気, 肺血流及び拡散に分析し, この3者の相関関係においてその機能状態を理解せんとする方法を確立し, これに基ずいて, 各種肺疾患の詳細な病態生理を追求した. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
