アブストラクト(8巻11号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 経皮的左房穿刺法による會帽弁々膜症の左心内圧の変化に関する研究
Subtitle :
Authors : 西崎保, 橋本義雄
Authors(kana) :
Organization : 名古屋大学医学部第1外科学教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 8
Number : 11
Page : 1013-1034
Year/Month : 1960 / 10
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第1章 緒言」僧帽弁々膜症は周知のように狹窄症と閉鎖不全症に大別される. これらは勿論, 単獨に存在する揚合もあるが, また多数の症例においては, この両者が種々の程度に合併し, 一層複雑な病像を呈する場合も決して少くない. この中, 狹窄症に対しては, Harken12)の用指破砕弁威形術及びBailey38)の弁膜切開刀による交連切開術などにより一応手術法が確立されている. これに反し, 閉鎖不全症に対しては種々の方法が考案されているにも拘らず, 今日なお決定的な術式は確立されておらず, また両者の合併する場合の手術に関しても今日まだ結論を得るに至つていない. それ故, 僧帽弁々膜症においては, 手術前に弁口の狹窄と閉鎖不全の量的関係を知ることが必要である. また後者の術式が確立された場合にも, それそれの術式が異るため, やはり手術前に弁の状況を知ることは手術の適応, 術式の選擇, 更に患者の予後到定のためにも必要である.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
このページの一番上へ