アブストラクト(8巻11号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 大靜脈-肺動脈吻合による右心by-passの実験的研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 近田昭彦, 橋本義雄 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 名古屋大学医学部第1外科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 8 |
Number : | 11 |
Page : | 1035-1064 |
Year/Month : | 1960 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章序文」戦後麻醉及び抗生物質の飛躍的な発達を基礎とした心臓外科の進歩はまことに目覚ましく, 低体温法或いは人工心肺による直視下心臓内手術もようやく日常の手術となつてきた. Sherman1)は「胸壁から心臓までは僅か2, 3cmであるがこゝに到達するのに2400年を要し, 更に心膜から心外膜迄は殆ど零cmであるがこゝに到達するのに98年を要した」と云つたが, 更に心臓内の操作が可能となるまでには50年を必要としたわけである. かくして心臓外科の適応範囲は次第に拡大されつゝあるが, 未だ発展途上の分野だけに理論的, 技術的に十分に満足出来る域に到達したものと, 尚幾多の未解決の問題点を残すものとがある. 殊に先天性心疾患の中右心系の異常により肺血流量が減少している疾患群においては末だ十分な治療法の確立を見ない. この群の中最も多数を占めるFallot氏四徴症でさえもまだすべての病型に通ずる術式は確立されていない. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |