アブストラクト(8巻11号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 人工心肺に関する研究 特に円板状螺旋型酸素附加装置作製について |
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Subtitle : | |
Authors : | 木村桂一, 橋本義雄 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 名古屋大学医学部第1外科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 8 |
Number : | 11 |
Page : | 1081-1109 |
Year/Month : | 1960 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章 緒言」最近における心臓外科の進歩は口を見張らされるものがある. その成果は幾多の研究業績となつて現われている. 就中, 心臓内直視下手術の発達は目覚ましい. 心臓内を直視するために, 循環系から心臓を一時bypassする装置, 即ち人工心肺装置が既に実用的段階にまで進んだ. 将来より精巧な, より安全な装置が作製され, 普及されれば心臓手術の発達は論ずるまでもない. 心臓手術の手段としてのみでなく, 重篤な心肺性危機, 例えば肺栓塞, 肺水腫, 心筋硬塞, 弁膜疾患等による呼吸循環の失調状態から, 人工心肺により心肺機能を代行し脱することもできる. その他人工心肺装置により臓器潅流を行つて, その病態生理の研究をする等幾多の興味ある問題が展開される. 現在心臓内直視下手術は人工心肺の他に, Lewis&Taufic1), Swan&Zeavin2)により始められた低体温法が用いられている. 更に頭部冷却法, 選擇的脳潅流冷却法が実用に供されている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |