アブストラクト(8巻13号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 血管心臓造影法の研究 |
---|---|
Subtitle : | |
Authors : | 浜野晋一, 橋本義雄 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 名古屋大学医学部第1外科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 8 |
Number : | 13 |
Page : | 1247-1273 |
Year/Month : | 1960 / 12 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」心臟疾患の診断に際して, 心臟カテーテル法は非常に有用な方法として今日一般に広く行われている. しかしこの心臓カテーテル法は, 血流動態の面から心臟疾患の病態生理を解明するためには, きわめて有力な手段ではあるが, その反面, 形態学的な観察を全く行い得ない欠陥を有する. したがつて, この方法でもなお, 診断的根抛を得ることができず, 又何等かの理由でこの方法を施行し難い場合も屡々存在する. このような揚合, 血管心臓造影法Angiocardiography14, 27, 28)は, 心臓カテーテル法の欠陥を補うきわめて有用な検査法であると考えられる. 何故ならば, この方法によれば, 心臓各内腔及びこれに接する大血管像を夫々分離捕捉し得るので, 形態学的観察を行い得ることは勿論, 更に循環動態も併せ観察し得る利点を有するからである. しかしこの血管心臟造影法は現在まだ心臟カテーテル程, 普及していないように思われる. その第1の理由としては, 造影剤の問題が考えられる. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |