アブストラクト(9巻1号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺結核手術後の心肺機能恢復に関する研究運動負荷を中心として
Subtitle : 原著
Authors : 草地敏治*1,*2, 篠井金吾*1, 最上修二*2
Authors(kana) :
Organization : *1東京医科大学外科教室, *2国立宇都宮療養所
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 9
Number : 1
Page : 1-15
Year/Month : 1961 / 1
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第1章 緒言並びに文献的考察」肺結核に対する肺切除療法後の換気能に関してはすでに教室の三宅, 野沢の系統的な報告があり, 又術後の肺機能に関しては宮本, 古賀, 卜部, 林, 久野, 大和田, 原らの研究があり, 欧米ではBirath, Burnett, Cournand, Bjorkらの多くの業績があるが, 其の大半は術後早期, 或いは6ヵ月前後のものである. 砂原らは胸成術後の肺活量, 最大換気量などについて1~10年の状態を報告しているが, 肺切除後に長期観察を行つた系統的な研究はきわめて少ない. 換気機能の恢復は社会復帰の指標として大切であり, これに関して笹本, 船津らは換気指数をもつてすることを提唱し, 液相の変動及び運動負荷後の恢復時の酸素摂取量を観察し, 労働能力の指標としている. 術後の換気指数の検討は笹本, 船津, 鈴木, 呉, 渡辺らの報告が見られるが, いずれも術式別に経過を観察せるものは少ない. Westin, Parow, 笹本らは積極的に肺機能を促進させる方法として2, 3の肺機能訓練療法を推称している.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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