アブストラクト(9巻1号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 一側肺動脈遮断試験に関する研究 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 菊池徹, 春木秀次 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 伊豆逓信病院 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 9 |
Number : | 1 |
Page : | 39-62 |
Year/Month : | 1961 / 1 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」化学療法により, 結核病巣がよく治癒することは, 周知の事実である. しかしまた, ひとたび結核菌の侵襲を受けた肺組織は, 治癒した後も, なんらかの機能障害を残す, ということが, Riley, Cournand5)7)をはじめDonald35), Mc. Clement34), Harvey36), Bjork37), 城64), 笹本47)らの結核症における肺循環の研究によつて明かにされた. 肺機能のきわめて低下した慢性重症肺結核患者が, 今日著しくその数を増しつつある理由も, 明かにこの点に由来する. 日常, 肺結核症の診療上, 肺機能面の考察が今日ゆるがせにすることのできない地位をえつつあることも, 理由のないことではない. なかんずく, 重症肺結核症の治療にあたつて, 重要な一手段である外科療法において, 肺機能, ことにその心肺性予備量は, operations toleranceを決定する最終的要約となる. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |