アブストラクト(9巻2号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺切除術後早期のAcidosisに関する研究特にDiamox, ジューソニン及び5%糖液の効果について |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 浦川勝*1,*2, 篠井金吾*1, 最上修二*2 |
Authors(kana) : | |
Organization : | *1東京医科大学外科学教室, *2国立字都宮療養所 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 9 |
Number : | 2 |
Page : | 121-138 |
Year/Month : | 1961 / 2 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第I章 緒言並びに文献的考察」肺切除術は今日ではほゞ安全なる手術になつたのであるが, 手術量によつては生体に重大な影響を及ぼし, 就中, 早期の心肺及び諸臓器の機能低下を来し, 特に術後に起る酸塩基手術の障害としては, 心肺機能に由来するHypoxia, Hypercapnea, 代謝面では電解質代謝に由来するAcidosis & Alkalosisが最も重要である. しかしこれらは生体の代償機能によつて巧妙に代償されるものであるが, これらのUnbalanceの大なるものでは不幸な転帰をとることも少くない. 私は肺切除術後に起るAcidosisに対して, Diamox, ジューソニン及び5%糖液を投与して, 血液ガス, 電解質代謝, 換気機能及び酸塩基平衡等について比較検討した. 肺切除の術中或は術後における血液ガス, 電解質代謝, 換気機能, 或いは酸塩基平衡などについての報告は多数見られるが, 特に術後1ヵ月に亘つて継続的, 且つ系統的に検討した報告は少く, 特にAcidosis修正剤の影響を検討した報告は殆んど見あたらない. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |