アブストラクト(9巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 先天性非青色症の研究心電図と血行動態との関係について
Subtitle : 原著
Authors : 小沢博
Authors(kana) :
Organization : 慶応義塾大学医学部外科学教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 9
Number : 2
Page : 166-187
Year/Month : 1961 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I. 緒言」先天性心疾患に対する外科手術の進歩に伴い, 術前に重症度を判定し, 適確なる手術適応を決定することが極めて重要なるものとなつて来た. さきに当教室において井上ら22)24)25)は, 主として心臓カテーテル検査による成績をもとにして, 先天性非青色症の重症度の分類を試み, 手術適応の検討を行つたが, その際臨床症状, 心電図, X線, 心カテ所見の綜合がよく重症度をあらわしえることを示した. この内心電図に関しては近年血行動態の変化との関係が俄かに注目され, その報告も8)19)28)36)37)52)56)60)少くない現状である. 著者も慶大外科において心臓カテーテル検査を施行した先天性非青色症のうち, 純型肺動脈挾窄症, 心房中隔欠損症, 心室中隔欠損症, 動脈管開存症等について, 心電図の変化と血行動態ならびに重症度との関係を検討しいさゝかの知見をえたのでこゝに報告する.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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