アブストラクト（9巻3号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 肺切除術後の経口栄養と気管支断端治癒に関する基礎的研究 |
|---|---|
| Subtitle ： | 原著 |
| Authors ： | 石川創二, 福田保 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 順天堂大学医学部第1外科学教室 |
| Journal ： | 日本胸部外科學會雜誌 |
| Volume ： | 9 |
| Number ： | 3 |
| Page ： | 220-239 |
| Year/Month ： | 1961 / 3 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 「第I章 緒言」外科成績向上のためには, 麻酔を含めた手術手技, 細菌感染防止と共に栄養が重要であるが, 外科領域の栄養の研究は, 近年, 物質代謝の解明と共に漸く盛んになり, そのうち経口栄養は, 高蛋白, 高カロリー食餌の方向に進められてきている. 低栄養状態即ち蛋白欠乏状態は低蛋白血症を惹き起し, これが手術創の治癒遷延, 創多開, 更には不慮の合併症の誘因となる. わが国において, 肺切除術が行われるようになつた1)～5)昭和23年頃からすでに10年余の才月が過ぎ, その間, 多くの研究者によつて肺切除術の適応選択や肺切除手技が考究され, ほゞ満足すべき段階に達しているが, 尚肺切除術後の合併症として気管支瘻の問題が残され, これを未然に防止し得ない. この気管支瘻発生頻度についての初期の報告はOverholt6), Bailey7), Sweet8), Moore9), Jones10)らがみられ, わが国では少し遅れて卜部, 林1), 鈴木11), 宮本2)らの報告がある. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
