アブストラクト（9巻3号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 肺結核の切除療法後の再発に関する臨床的並びに病理学的研究 第1篇 肺結核切除療法後の再発例の臨床的研究 |
|---|---|
| Subtitle ： | 原著 |
| Authors ： | 吉松博, 赤倉一郎 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 慶応義塾大学医学部外科学教室 |
| Journal ： | 日本胸部外科學會雜誌 |
| Volume ： | 9 |
| Number ： | 3 |
| Page ： | 258-268 |
| Year/Month ： | 1961 / 3 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 「第1章 緒言」現今の肺結核症に対する治療は化学療法と肺切除療法が根幹をなすものであるが, 化学療法の長期化と外科的治療殊に切除術の進歩により治癒又は略々治癒の状態にまで到達しうるようになつた. 併し何れの治療法に於ても治療後の再燃, 再活働化, 新病巣出現等により再治療を要する症例の認められることは注目されねばならない. 従つてこれら治療法の適応決定にあたりそれぞれの治療後における再発の状況を明かにしておくことは重要である. こゝで私は国立神奈川療養所における肺切除症例の術後再発について追究し, 肺切除療法完成への問題点を明かにし更に所謂重症肺結核の外科療法における成績向上の一助とするために切除療法後再発の臨床的諸問題を検討した. 「第2章 研究対象」私は肺切除術後6ヵ月以上順調に経過した後にレ線学的, 細菌学的並びに臨床的に再活働化の症状所見を呈した症例を切除療法後再発例と定義した. 国立神奈川療養所において昭和23年10月より昭和33年7月迄に行われた結核肺切除症例1,012例を調査し, 切除療法後再発と認むべき38例につき検討した. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
