アブストラクト（9巻3号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 肺結核の切除療法後の再発に関する臨床的並びに病理学的研究 第2篇 結核肺切除後の再発に関する病理学的研究 |
|---|---|
| Subtitle ： | 原著 |
| Authors ： | 吉松博, 赤倉一郎 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 慶応義塾大学医学部外科学教室 |
| Journal ： | 日本胸部外科學會雜誌 |
| Volume ： | 9 |
| Number ： | 3 |
| Page ： | 269-278 |
| Year/Month ： | 1961 / 3 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 「第1章 緒言」第1篇においては肺結核切除療法後再発例の臨床的諸問題を検討したが, 本篇においてはこれら再発例の初回切除肺及び再切除肺の病理解剖学的並びに組織学的検索を行い, 併せて切除肺中結核菌の培養所見をも検討し結核肺切除後再発に関して検討を加えた. 「第2章 研究材料および研究方法」結核肺切除後再発例の初回切除肺38例並びに再切除肺9例について主病巣, 撒布巣, 気管支及びリンパ節の病理解剖学的および組織学的検索を行つた. 標本はパラフィン包埋により組織標本を作製し, 染色はH-E. 染色, ワイゲルト法弾力線維染色, マロリー氏染色および結核菌染色を行つた. 切除肺気管支断端はすべてトリクロール醋酸にて脱灰の後標本を作製した. 主病巣は空洞, 被包乾酪巣及びその他の病変に分類した. 空洞は更に壁の厚いものと薄いものとに分け, その大さ, 壊死巣の量, 腔の大さ, 潅注気管支の分岐次数と結核病変の有無, 空洞壁線維化の陳旧度, 周囲肺組織の状態, 娘病巣の性状を検索した. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
