アブストラクト(9巻5号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺結核症の外科療法施行患者の作業能力に関する研究 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 野崎正彦 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 国立療養所村松晴嵐荘 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 9 |
Number : | 5 |
Page : | 507-519 |
Year/Month : | 1961 / 5 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「1 緒言」肺疾患患者の作業能力を客観的に把握し, 数量的に表示しようとする試みは硅肺などの特殊の場合9)13)14)64)を除いては一般に関心がよせられなかつたが, 最近我国でも肺結核についてこの種の試みが若干21)22)26)28)32)43)44)52)55)57)65)行われるに至つた. 近来の治療に関する技術的進歩は, 多くの結核症例について, 結核症を治癒乃至不活動化せしめることができるようになつたが, その結果当然に, 呼吸循環機能低下を生じているのであつて, この点はその後に追随してくる社会復帰乃至社会保障の判定の重要な資料をなすものである. 従来は, 作業療法と称して肺結核患者に種々の仕事を負荷し, それに堪え得るか否かをみてその症例のもつ作業能力を経験的に判定して来た. この方法は長時間にわたり, 疾病の経過をあわせて観察し得るという利点はあるが, 作業量および強度を数量的に測定することが出来ないため漠然とした作業能力の推定に止り, 極めて不満足の感を有していた. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |