アブストラクト(9巻13号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 1側肺窒素呼吸試験について |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 前田勉, 赤倉一郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 慶応義塾大学医学部外科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 9 |
Number : | 13 |
Page : | 1085-1099 |
Year/Month : | 1961 / 12 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I. 緒言」近来胸部外科はその関連領域にある学術の発展に伴いめざましい進歩を示してきたが, これらの進歩は当然, 従来は治療の対象となし得ずに放置されていた難治性疾患の治療にたちむかわせるに至つた. 現今における肺結核症治療上の主要な問題の1つは重症例の治療である. 重症肺結核症を外科的に治療するにあたつては, 考慮すべき多くの事項があるが, なかんずく患者が外科手術そのものに耐えうるや否やおよびその患者が術後に社会活動を営むに必要な肺機能を確保しうるや否やを予測することが重要である. 外科療法の適応決定上肺機能については主として換気機能面から考察しようとする研究が現在多数試みられている1)-14). これらの報告を総括すると, 術前にまづ行うべき検査はclosed circuit respirometry法による換気機能検査であり, そのうち特に肺活量の予測値に対する%(%VC), MBCの予測値に対する%(%MBC), 時間肺活量および呼吸曲線の分析が重要であるとされている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |