アブストラクト(9巻13号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 巣門結合陰影の分析とその外科病理 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 村田年男, 篠井金吾 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京医科大学外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 9 |
Number : | 13 |
Page : | 1149-1163 |
Year/Month : | 1961 / 12 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第I章 緒言ならびに文献的考察」肺結核外科の進歩に伴い, X線写真の読影に就いての種々の問題が論ぜられ, 特に病巣の性状及気管支の状態に関する多くの検索方法及造影技術の進歩を見る様になつた. 私は今回これらの陰影の中より特に巣門結合陰影を取り上げ, この陰影に関し臨床的, 病理学的, 及光学的に研究を行い, いささかの知見を得たので報告する. 巣門結合という術語は岡氏が肺結核のX線病型分類に於いて初めて記載したもので, 同著に依れば「従来より呼ばれている, 潅注気管支影, 洞門路影, 洞尾等と呼ばれているものの総称である. 」とされている. これらの陰影に関しては, 結核を中心として欧米を初め本邦に於いても数多くの業績があり古くはCarswell(1838)が病理学的方面より発表し, 以来多くの病理学者に依り論ぜられる様になつた. 又一方臨床方面に於いては, Ameuill(1924)更にSchonwald, Asmann, Graff等が臨床的及X線診断学的な重要性に就いて続々と発表する様になつた. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |