アブストラクト(9巻8号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 心放射図法による各種心肺疾患の心肺動態に関する研究 |
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Subtitle : | 特別掲載 |
Authors : | 山崎健一, 宮本忍 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 日本大学医学部第2外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 9 |
Number : | 8 |
Page : | 730-746 |
Year/Month : | 1961 / 8 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」各種心肺疾患の病態生理を解明するために心, 肺内の血液量および肺循環時間の測定は最も重要な部門の1つである. γ線を放射する放射性同位元素は, 適当な核種を撰ぶならば体外よりそれを計数管で追跡しえる利点を有し, 心臓カテーテル検査, 動脈穿刺, 生化学的測定とうの処置が除去され, また創傷を作るなど, 患者に負担を与えることなく循環動態を測定しえる点は他に類をみない特徴である. 放射性物質で血液の循環時間測定への応用は1927年Blumgart & Weiss1)がラジウムを用い前胸部に計数管をおいて, 体外より直接計測し肺循環動態を推定したのに始まるが, 彼等は左右の心臓より発する放射能を, はつきり区別することができなかつた. 近年, Prinzmetal & Splitzler(1949)2)は人体において24Naを一側肘静脈内に注入し, G-M管を記録装置に連絡し右心→肺→左心を通過する際の放射能を前胸部より記録し, 2つの山からなる曲線をえ, これにRadiocardiographyと言う名稱を与えた. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |