アブストラクト(10巻1号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 人工心肺による体外循環の実験的研究(特に脳の変化中脳栓塞を中心として) |
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Subtitle : | |
Authors : | 渡辺栄一, 西村正也 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 久留米大学医学部第II外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 10 |
Number : | 1 |
Page : | 30-51 |
Year/Month : | 1962 / 1 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章 緒言」心刺創の縫合に端を発した心臓外科の発達は, 近年において見るべきものがある. 其の心臓外科において, 病態生理学的に見て完全なる手術を行うに当つては, 直視心臓内操作を完全に且つ安全に行う事こそ理想であり, 最大の目的である. 其の開心術の一手段として1937年Gibbon1)の秀れた着想より発展した人工心肺の研究は, 今日迄多数の研究者達により其の安全性を高めるよう, 盛んに研究が行われ, 現在広く臨床に応用され, 直視下心臓内手術の有力な手段として益々其の重要性を増して来た. 然し乍ら, 人工心肺による体外循環そのものが個体を非生理的条件下に置くものである以上, それによる個体の影響も大きく種々の合併症, 障害が招来される事は当然考えられる事である. それで現在も尚, 熱心な研究者達により, それら障害, 合併症の予防対策等について盛んに研究が行われている現況である. 体外循環によつて生体の各臓器は各々それ相応の反応を示すであろう. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |