アブストラクト(10巻1号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺結核に対する胸廓成形術後(約10年)の姿勢
Subtitle :
Authors : 長谷川伝, 齊藤昊, 片岡一朗
Authors(kana) :
Organization : 日本医科大学第1医院齊藤外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 10
Number : 1
Page : 65-75
Year/Month : 1962 / 1
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「緒言」現在, 肺結核外科療法の主軸をなしているのは肺切除療法であるが, わが国に於ける年間手術例数からみても, その遠隔成績からみても胸廓成形術の価値も亦極めて主要な地位にあると云える. 従来胸廓成形術の欠点は種々改善されてはきたが, なお手術後の非復元性の後貽症として, 胸廓, 脊柱の変形が著しいため, 手術後は特異な姿勢をとるところから好まれない術式となつている. 胸廓成形術後は脊椎は手術側突の側弯をきたし, 高度の場合は廻転側弯を示し胸廓の変形は避けえられないといわれている. これに関連して, 古くはNissen1)(1928), Sauerbruch2)(1930), Bisgrad3)(1934), 最近ではMurphy4)(1952), わが国では西岡5)(1951), 村上6), 牧野7)(1951), 山内8)(1952), 宮崎9)(1959)などそのほか多くの研究報告がある.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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