アブストラクト(10巻2号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肩胛骨移植胸廓成形術の遠隔成績(約10年) |
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Subtitle : | |
Authors : | 片岡一朗 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 日本医科大学齊藤外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 10 |
Number : | 2 |
Page : | 139-151 |
Year/Month : | 1962 / 2 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 現在, 肺結核外科療法の主流をなしているのは肺切除療法であるが, わが国における年間手術例数からみても亦その遠隔成績からみても胸廓成形術の価値は主要な地位を占めていると言える. 胸廓成形術の術式はSauerbruch氏手術以来, 種々改善されて, わが国ではSemb氏法Alexander氏法或はその変法などが多く行われている現況にあり, しかもその術式は殆んど完成の域に到達した感があるが, かように改善された術式でもなお手術後, 時に奇異呼吸の起ること, 胸廓の非復元性の変形が著しく, 肺切除に此べ, 肺機能の低下が強く, 虚脱肺の再膨張を絶対的には防止しえないなどの欠点が残されている. これが対策については多くの研究が報告されている. その2~3をみると, Brock(1955はOsteoplastik Thorakoplastyなる術式を工夫して, 25例のうち18例に好成績を収め, 術後奇異呼吸のないこと, 体位変形のないことを利点としている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |