アブストラクト(10巻8号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 冠不全の外科的療法に関する実験的研究左心耳・肺動脈幹短絡法の実験的研究 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 青木幹, 桂重次 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東北大学医学部桂外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 10 |
Number : | 8 |
Page : | 293-304 |
Year/Month : | 1962 / 8 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第I章 緒言」冠不全が外科的治療の対象となつたのは1930年代以来で, 爾来幾多の外科療法が考按され1部は臨床的に用いられているが, これ等術式の効果については術者によりまちまちで一般化されているものはない. 即ち, 従来の冠不全の外科的療法としては大別して甲状腺摘出術1), 心臓知覚神経遮断術2)及び心筋血管再生法の3つがあげられるが, そのいずれも余り完全な方法とはいゝ得ない. 甲状腺摘出術は方法が間接的であり, 心臓知覚神経遮断術は知覚神経及び血管痙攣の原因となる血管運動神経への刺戟伝達を遮断するものであるが共に姑息的域を脱しない. 心筋内血管再生法としては胸筋移植術3), 大網移植術4), 肺葉移植術5)6), 心膜心筋癒着術7), 大心静脈結紮術8)9), 内乳動脈心筋内移植術10), 冠静脈の動脈化等11)がある. これらの術式についてみると血液補給機点としての癒着術の効果については, 心筋の癒着を起して心筋への血液を供給する場合新生血管によつて演ぜられる役割は極めて少いが全くないとして有効な小血管形成には疑義がもたれている12)13). |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |