アブストラクト(10巻12号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | Tracheal Fenestrationに関する研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 嶋村嘉高, 赤倉一郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 慶応義塾大学医学部外科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 10 |
Number : | 12 |
Page : | 487-502 |
Year/Month : | 1962 / 11 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第I章 緒言」胸部外科の発達と普及により, 肺結核症, 肺化膿症等胸部疾患の治療は著しく容易となつてきたが, 従来外科療法の適応外と考えられていた重症肺結核症, 肺化膿症等が, 胸部外科の重要な研究対象となつてきた. これらの症例に関しては, 病巣の範囲の問題, 化学療法の感受性の問題, 肺機能の低下の問題等が考えられるが, 肺機能が低下しているために外科療法が施行しえない, また肺機能が低下しているために術後の安全が期し難いまた病巣は切除しえたが呼吸機能低下が著しく呼吸不具者におちいつてしまつた等, 呼吸機能の改善或は呼吸機能低下を防ぐ方法が外科的に行われうるならば, 上述の諸問題は幾分なりとも緩解されるものと考えられる. この様な観点から著者は呼吸機能の改善の方法としてRockey, Mayer1~9)らの提唱したTracheal Fenestrationを採りあげ実験的および臨床的研究を行つた. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |