アブストラクト(11巻1号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 血液冷却による低体温下の酸素消費量の実験的及び臨床的研究-特に温度分布と流量との関連において-
Subtitle :
Authors : 亀谷忍, 木本誠二
Authors(kana) :
Organization : 東京大学医学部木本外科教室
Journal : 日本胸部外科学會雑誌
Volume : 11
Number : 1
Page : 21-37
Year/Month : 1963 / 1
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第I章 緒言」冷却した血液を全身に循環させていわゆるHigh flow organsすなわち代謝率の高い貴要臓器を能率よく冷却し, 全身の代謝を速やかに低下させようとする試みはGollanが独自の血液酸素化装置を用いて生存犬を得て以来21)22), Peirce32), Drew16), Shields36), Neville29)等の実験的研究を経て臨床的応用を見るにいたり, 直視下心臓内手術の中でも特に長時間の複雑な操作を要するもの及び低流量潅流を行なおうとする場合に利用されている. 血液冷却による全身低体温法は大別して2つの方向に分かれる. 1つは30℃前後の中等度低体温で低流量の潅流を行なうもので14)32)34)40)41)42), これは体外循環に必然的に伴なう血液有形成分に対する破壊作用を軽減し, 同時に充填血液量を減少ないしは全く使用しないでも行ないうる14)41)42)という長所を利用したものである.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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