アブストラクト(11巻2号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 大動脈瘤纒絡包覆手術に関する研究 |
---|---|
Subtitle : | |
Authors : | 鳴海康安, 杉江三郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京医科大学外科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科学會雑誌 |
Volume : | 11 |
Number : | 2 |
Page : | 73-91 |
Year/Month : | 1963 / 2 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I 緒言並びに文献的考察」胸部大動脈瘤に関する統計学的報告を見ると, Kampmeire1)は633例の集計でその殆どが症状発現より6~9カ月で破裂と大出血のため死亡し, 2年の生存は僅かに18例(3%)であつたと報告, 又Cranley, Estes2)3)等の報告においても同様, 症状発現より僅か1~2年の中にその大部分が破裂によつて死を遂げると言はれ, これら胸部大動脈瘤を有する患者に対しては積極的な外科的治療が唯一の治療法として強く要望されている. 胸部大動脈瘤に対する外科的治療法として根治的な切除療法が, 優秀な代用血管の出現或いは手術手段の改善等と相いまつて安全性を高めて来ていることは諸家の認めるところである. 即ち1950年Swan4)が同種保存動脈移殖による下行大動脈瘤手術の成功を報告して以来, 次いでDam5), Cooley6), DeBakey7)等によつて血管移殖に関する多彩な研究がなされてきたことも周知の通りである. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |