アブストラクト(11巻3号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺機能検査における換気動態検査の価値について
Subtitle :
Authors : 村林彰*,**, 浜口栄祐*, 沢崎博次**
Authors(kana) :
Organization : *東京医科歯科大学第2外科学教室, **関東逓信病院結核科
Journal : 日本胸部外科学會雑誌
Volume : 11
Number : 3
Page : 133-152
Year/Month : 1963 / 3
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I. 緒言」今日, 肺外科療法の普及は目覚しいものがあるが, これに反して, 肺機能検査は複雑高度な進歩を見せ, 一般の肺外科を行いうる施設では高度な肺機能検査を全般に亘つて行いうる条件は必ずしも備わつていない. この様なことから私は肺外科領域に於て, 肺機能障害をもつとも容易に探知しうるなるべく簡単な肺機能検査のいくつかを設定する必要性を痛感し, 換気動態の面で, 現在もつとも客観的な検査法として知られている気道抵抗の測定法と, 従来から用いられている一般肺機能諸因子との相関を知り, 普遍的な検査法である肺活量測定に加えるべき最少限の指標を見出すため本研究を行なつた. この研究に於ては, 肺機能の問題を主として換気機能の面について考察し検索した. 従来から用いられている換気機能検査について老えてみると, もつとも普遍的な検査法である肺活量(VC)は肺の容積を表わすに過ぎず, 時間的要素を加えた換気能力については知ることが出来ない.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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