アブストラクト(11巻3号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 右心bypass法による体外循環冷却法に関する実験的研究-生体ならびに心筋のガス, 電解質代謝について- |
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Subtitle : | |
Authors : | 高木康, 石田二郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 慶応義塾大学医学部内科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科学會雑誌 |
Volume : | 11 |
Number : | 3 |
Page : | 153-168 |
Year/Month : | 1963 / 3 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」近年における心臓外科の発展にはめざましいものがあり, とくに表面冷却による低体温法や, 人工心肺による体外循環の応用によつて, 直視下心臓内手術の安全性は著るしく向上した. しかしながら, これらの方法によつてもなお心臓の手術を安全に行なうには, 一定の時間的, 技術的制約があり, 複雑な心内手術操作を必要とするFallot四徴症の根治手術や, 長時間の脳血流遮断を必要とする胸部大動脈の手術などは, 現在なお至難とされている. しかるに1958年頃より, Sealyら1), Drewら2)によつて, 体外循環の回路に熱交換器を置いて循環する血液を冷却することにより低体温を作ろうとする, いわゆる体外循環冷却法が心臓外科の臨床に応用され, すぐれた成績が報告されて以来, この方法はにわかに諸家の注目を集めるところとなつた. 今日では心臓手術の補助手段としての体外循環冷却法の研究は, 心臓外科領域における重要な課題の一つとなつている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |