アブストラクト(11巻9号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺血管仕事指数による肺疾患の心肺機能の検討 |
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Subtitle : | |
Authors : | 今村敏春, 篠井金吾 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京医科大学外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学會雑誌 |
Volume : | 11 |
Number : | 9 |
Page : | 745-755 |
Year/Month : | 1963 / 9 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第I章 緒言並びに文献的考察」胸部外科の進歩に伴い, 心肺機能に関する文献は多々あり, 系統的検査による比較研究が行われているが, 右心及び肺血管の仕事量を中心とした肺疾患の比較的研究がほとんど認められない. 肺癌において一側肺全剔を行つた患老が術後心肺不全で死亡する例が少なくないが, これは右心仕事が増加し肺血管仕事とのアンバランスを生じたためと思われる. また, 肺結核手術後に起る呼吸不具者においても同様の事が考えられる. 私はかゝる意味において右心仕事指数及び肺血管仕事指数なる概念を設定し, このようような観点から肺癌を中心とした代表的肺疾患について, 肺血管仕事の代償能力を比較観察せんと企図した. 文献的考察 心肺機能検査はHachinsson, Knippingらによる肺容量の研究に始まり, Peabody, Schmidtらは換気の能動的運動指数について考案した. 更にCournandにより心臓カテーテル法が老案されるに及び, 換気指数の総合的関連が明らかにされた. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |