アブストラクト(11巻9号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 体外循環による急速血液冷却灌流法に関する実験的研究 特に病理組織変化との関連において |
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Subtitle : | |
Authors : | 田中勝治, 赤倉一郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 慶応義塾大学医学部外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学會雑誌 |
Volume : | 11 |
Number : | 9 |
Page : | 778-796 |
Year/Month : | 1963 / 9 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I. 緒言」直視下心臓内手術に際して, より根治的な手術を行うため, 複雑な, しかも確実な手術手技を必要とする場合が極めて多い. このため, 従来, 常温下, 或は低体温下の人工心肺灌流に, 心拍停止法を併用することが, 広く行われて来た. 心拍停止を得るためには, クエン酸カリウム50), 或はアセチルコリン41)などの心停止剤を用い任意心停止法が先ず用いられ, 最近では, 單に大動脈遮断のみを行うAnoxic Arrest30)が広く臨床的に用いられている. この場合, 薬剤による心拍停止法を行うときには, 心筋に小壊死巣がしばしば認められ25), もしくは, 心筋代謝に不利な影響を残すこと8)などが報告されている. また, 肺高血圧を伴う心室中隔欠損症, チアノーゼ性心疾患, さらには, 大動脈弁疾患などの手術に際しては, 比較的長時間の冠循環遮断を必要とする場合が多く, とくに大動脈弁疾患の手術に際しては心筋の保護が極めて大切である. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |