アブストラクト(11巻11号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 放射性アイソトープによる肺水腫の研究 |
---|---|
Subtitle : | |
Authors : | 小崎正巳, 篠井金吾 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京医科大学外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学會雑誌 |
Volume : | 11 |
Number : | 11 |
Page : | 797-823 |
Year/Month : | 1963 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第I章 緒言」急性肺水腫は高度の呼吸困難, 泡沫性血性喀痰の喀出, 胸部湿性う音の聴取等の特有な臨床症状を伴つて急激に発現し, 且つ重篤なる経過を辿る症候群である. 本症が心疾患の際に現われる事は, 1952年Maloet1)により初めて記載されたが, 19世紀に入つて心疾患, 肺疾患に関する臨床的並びに病理学的研究が著く進歩すると共に, 肺水腫はようやく注目される様になり, 遂にLaennec, Corvisart, Testa, Kreysing, Burus, Stokes, Hope2)等によつて一つの独立した症候群として認められる様になつた. Laennec3)は「肺水腫とは, 肺組織の中に血清が浸潤し, その為呼吸の際に肺胞に於ける空気の透過性が著明に減少した状態である」と定義したが, Parker4)は, 本症を理論的に, 肺実質細胞内水腫, 肺間質水腫, 肺胞水腫の3型に分類した. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |