アブストラクト(11巻11号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 食道癌の手術適応, 特に上中部食道癌の全身状態からみた適応 |
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Subtitle : | |
Authors : | 鋤柄秀一 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 千葉大学医学部中山外科 |
Journal : | 日本胸部外科学會雑誌 |
Volume : | 11 |
Number : | 11 |
Page : | 843-851 |
Year/Month : | 1963 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」食道癌の手術適応問題は局所の条件と全身状態の条件から論じられなければならない. 特に上中部食道癌の場合は全身状態からみた適応の条件が大切な問題である. 従つて主としてこの問題に就いて述べる事とする. 現在は麻酔, 手術手技の進歩から又抗生物質を始め各薬物応用によつて手術適応の範囲が頗る拡大さに来た. 其の上に中山外科教室に於ては4年前より術前照射の臨床研究が進み術前の局所々見の改善が出来て手術の容易性が計れる様になつた. 又全身状状態は前術管理により, 改善が出来る様になり今日では凡ての食道癌が臨床的に一応剔出す能な時代となつた. 然し5年, 10年と言ふ永久治癒を目的とした完全な根治手術の適応範囲となると幾多の問題がある. 再発予防の手術技術の点から又術前照射の技術面から注意す事き問題点がある. 比の意味からみて次ぎの五項目に分けて述べるが何づれも全身状態からみた適応条件を主として居る. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |