アブストラクト(11巻13号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 体外循環の研究 人工心臓に依る低体温法の応用 |
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Subtitle : | |
Authors : | 納谷金一, 榊原仟 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京女子医科大学外科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科学會雑誌 |
Volume : | 11 |
Number : | 13 |
Page : | 966-987 |
Year/Month : | 1963 / 12 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」心臓疾患に対する外科的治療法は近年急速な進歩を遂げた. 1937年Gibbon1)の着想によつて端を発した人工心肺も多数の人々により基礎的研究がなされ, 1951年Deniss2)は最初の臨床的に応用し, 1953年Gibbonの臨床応用成功例以来多数の報告がある. 人工心肺装置も改良され, 体外循環によつて受ける生体の影響も少くなり, 心臓内直視下手術も容易かつ安全なものとなつて, 現在は長時間の体外循環も可能となつて来た. 併し, 人工心肺装置を使用するには大量の新鮮血を必要とするが, 最近新鮮血の需要が急激に増加し, 一方供血者が減少する状況となつた. こゝで何等かの手段によつて必要とする大量の血液を節約するという観点から東京女子医大榊原外科教室においては, 永年人工心肺装置を改良し, 装置を小型化し, 装置内を満たす血液量を減少せしめ, 更に人工肺の改良を計り, 独自の立場から遠心型人工肺を作ることにより, 使用する血液量を著しく減少せしめ, 装置内を満たすに500~2500ccで足りる様になつた3). |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |