アブストラクト(11巻7号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 超低体温による開心術の研究 特に心電図の変化について
Subtitle :
Authors : 和気秀文, 砂田輝武
Authors(kana) :
Organization : 岡山大学医学部第2外科教室
Journal : 日本胸部外科学會雑誌
Volume : 11
Number : 7
Page : 626-659
Year/Month : 1963 / 7
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第1章 緒言」近年心臓血管外科の発展はめざましく, 先天性および後天性心疾患の多くは比較的安全に外科的に根治しうるようになつた. 直視下心内手術の成否を左右する最大の条件は, 完全な無血視野を得ることと, できるだけ長い循環遮断時間を得ることにある. この目的のために全身低体温法および人工心肺による体外循環がそれぞれ異つた観点から研究されてきた. 低体温法の目的は, 全身の体温を低下さすことにより, 新陳代謝を抑制し体内組織細胞の酸素消費量を低下させ, stressに対する生体反応を減弱し循環遮断時間を延長さすことにある. Zeavin1)によれば低体温法を初めて実験的に試みたものはWalther(1862)で, Smith&Fay2)(1939)が癌患者に, Tabbott(1941)が精神病患者に治療として用いたのが臨床応用のはじめである. 其後Drill3), Hamilton4)等が無麻酔状態における低体温を, Crimson5)は麻酔下の低体温を実験的に研究した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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