アブストラクト(12巻2号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 常温及び低温体外循環時の肝循環について |
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Subtitle : | |
Authors : | 関誠, 槇哲夫 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東北大学医学部槇外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 12 |
Number : | 2 |
Page : | 67-80 |
Year/Month : | 1964 / 2 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」心臓大血管手術のための人工心肺及び低体温法は共に広く普及され, 現在では両者の適応もほゞ一定している. またさらに長時間の血流遮断を得るためには両者の併用による低温体外循環も行なわれ, 優秀な成績が得られている1)~4). しかし, 体外循環時の人為的且つ複雑な循環動態に関しては, まだ解明すべき多くの問題が残されている. 教室でも昭和34年以来, 常温及び低温体外循環時の血行動態につき実験を行ない, 柴生田5)は血液分布について, 大河原6)は脳循環について, 小野寺7)は腎循環について, それぞれ報告して来た. それに引き続き著者は, 常温及び低温体外循環時の肝循環につき, 主として肝血流の面から実験的検索を行ない, 2, 3の知見を得たので, こゝに報告する. 「実験方法」体重10~20kgの成雑犬34頭を用い, 先ず対照実験として3例につき, 瀉血による急性出血時の肝血流量を測定し, ついで常温体外循環15例, 低温体外循環16例につき, 肝血流量, 血圧及び上, 下大静脈還流量を測定した. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |