アブストラクト（12巻2号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 食道癌手術適応決定に関する縦胸静脈造影法の意義 その実験的, 並びに臨床的研究 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 高橋義夫, 桂重次 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 東北大学医学部桂外科教室 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 12 |
| Number ： | 2 |
| Page ： | 102-116 |
| Year/Month ： | 1964 / 2 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 「緒言」現在食道癌の手術は, 何時何処でもroutineに行い得る手術の1つとなりつゝある. しかしこれ迄報告された諸家の手術成績では, その死亡率は尚10～30％1)と高率で, これは手術前後の患者管理, 手術手技などにも問題はあろうが, 就中手術適応の吟味を重要視する必要があろう. 従来食道癌の手術適応は, 全身状態の吟味と共に局所所見上から, レ線透視陰影欠損の長さ, 型, 病巣部位の高さ2)3)等によつて決定されて来たが, なお病巣進展状態不測のまゝ試験的開胸開腹を余儀なくした症例も少くない. そこで著者は食道癌周囲組織への浸潤程度を術前充分把握する有力な一手段として, 食道に沿う血管の造影法, 即ち縦胸静脈造影法に関する実験的, 並びに臨床的研究を意図し, 食道癌手術の局所的適応の問題を取扱つてみた. 対象とした症例は昭和36年9月より, 昭和37年11月迄の桂外科に入院した食道癌患者48例である. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
