アブストラクト(12巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 補助循環の血行動態学的研究
Subtitle :
Authors : 佐久間温巳, 今永一
Authors(kana) :
Organization : 名古屋大学医学部第2外科教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 12
Number : 2
Page : 117-138
Year/Month : 1964 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第1章 緒論」種々の原因によつて起る, 急性及び慢性心不全のうち, 薬剤の効果が全くみられない症例に対する治療法が, 現在迄いろいろ研究されてきた. かゝる症例に有効且つ適切な治療が講じられたならば, 心臓外科の手術適応拡大に資するのみならず, その手術成績を向上せしめ, 更には根治手術の適応が全く考慮されえない症例でも, その苦痛を緩和し, 延命を期待しうるであろう. 今日迄, この目的で創案された方法を列挙するならば, (I)所謂外科的治療法 (A)肺動脈系の血液の一部を, 直接体循環系に放流せしめ, よつて心負担を軽くしようとする方法として, 肺動脈一分枝を液窩動脈又は脾静脈もしくは縦胸静脈と吻合する法14). (B)人為的に心房中隔欠損を作り, 左房血の一部を右房に短絡せしめる方法29)55). (C)心臓への静脈還流量を減らし, 右心搏出量を減じ, よつて心負担の軽減を期する方法として. a)人為的に三尖弁閉鎖不全を作る法14).
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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