アブストラクト(12巻4号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 気泡型人工肺を用いた体外循環のガス動態に関する研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 藤田毅, 武田義章 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 大阪大学武田外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 12 |
Number : | 4 |
Page : | 250-265 |
Year/Month : | 1964 / 4 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」現今心疾患の外科的療法として行われる人工肺による開心術は1953年Gibbonによつて施行されて以来24), 心臓外科に於ける最も困難な手術として多くの人達によつて研究されて来た. そして10年の間に装置の改良, 手術手技の改善と相まつて最近漸く安全圏内にある手術となつた. 今日の如く人工心肺による開心術が外科に於ける標準手術となる迄には多くの研究者の業績がある. 即ち, 1812年:LaGolloisが体外循環の試みを発表し, その後生理学者によつて摘出臓器の代謝研究の方法として体外循環が種々試みられ, 今日の臨床応用の基礎を作つた13)26). 又, 血液O2添加については1868年Ludwig及びSchmidtが脱線維血を空気に曝した事に始まり, 1882年Schroderは静脈血槽の中に直接空気を送入しO2添加を行い58), 1885年にはvonFrey及びGruberは傾斜せる円箇内面に血液薄層を作り, O2ガスに接触せしめる事によつて血液のO2添加を行つた67). |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |