アブストラクト(12巻4号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺結核全剔例の術後遠隔時肺機能 |
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Subtitle : | |
Authors : | 藤山嘉信, 綿貫重雄 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 千葉大学医学部第1外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 12 |
Number : | 4 |
Page : | 266-280 |
Year/Month : | 1964 / 4 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章 緒言」肺結核に対する外科療法は, 手術手技の向上, 化学療法の発達, および麻酔の進歩などにともない著しく発展し, 現在ではほゞ到達すべき水準に達した観を呈している. しかしかゝる進歩の反面, 難治症例の問題は, ますます重要な課題となつている. すなわち, 病巣が広範であり, 耐性菌を保有し, 心肺機能が高度に障害されているというような症例に対する外科的適応の検討はなお多くの余地を残しているのである. このような症例に外科療法を行なう場合重要なことは, いうまでもなく当該患者が所期の手術侵襲に耐えられるかどうかの検討と共に, 術後呼吸不具者を作らないようにするということである. 肺結核外科が普及してからすでに十年余を経た現在, 術後遠隔時の治療成績, 就労状態等については, その実態も相当詳細に把握されてきているが, 術後の心肺機能, とくに低肺機能例のそれに対しては, 管理面からもなお慎重な検討が加えられなければならないと思う. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |