アブストラクト(12巻7号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 食道癌, 噴門癌における流血中癌細胞の研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 村山博良, 赤倉一郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 慶応義塾大学医学部外科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 12 |
Number : | 7 |
Page : | 678-698 |
Year/Month : | 1964 / 7 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第I章 緒言」癌の進展は浸潤, 転移によるものであるが, 比較的早期においても, 癌の脈管内侵入や血行性転移も見られる. その裏附けとして, Engell1)によつて系統的に流血中より癌細胞が検出され, 局所疾患としての孤立した癌腫という概念は, 癌症ともいうべき全身疾患としての概念にとつて代らるべきだとされる迄になつた. 一方, 癌腫を切除する局所的外科療法により癌は根治することも又事実である. そこで, 外科領域においては, 癌は全身的疾患か, 或は, 局所的疾患かという根本的な問題の他にも, 手術操作, 癌の大きさ, 根治性, 転移の有無, 或は予後との関係において流血中癌細胞は多くの重要な問題を含んでいる. 近時, 幾つかの事実が明らかにされたが, 食道癌を主に流血中癌細胞の検索を行つた報告は少い2). 著者は食道癌及び噴門癌患者の流血中癌細胞を, 手術を中心として検索し, 若干の知見を得たので報告する. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |