アブストラクト(12巻11号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺切除術後の社会復帰特に転職に関する研究
Subtitle :
Authors : 山崎英信, 岩崎竜郎
Authors(kana) :
Organization : 結核予防会結核研究所
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 12
Number : 11
Page : 869-885
Year/Month : 1964 / 10
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第I章 緒言」最近肺結核症が治りにくい病気から治りやすい病気へ変るとともに, 外科的治療の重点が重症例に向けられてきたことは事実である. その当然の帰結として外科的治療後の就労に関する諸問題が重要な課題としてとり上げられるようになつてきた. このことは肺結核症をただたんに治すということよりも, いかにして機能の喪失を最小限におさえしかもできるだけ早く治すかということが, 就労を考慮した上で重大な問題となつてきたことを裏書きするものであろう. 外科治療後の復職に関する研究は極めて多いが, 転職に関する研究は極めて少なく, あつたとしても多くの場合特定の職場, 職域のものに限定されている. かかる観点から著者は, 肺切除後の転職に関する研究をおこない, 転職率, 転職理由, 転職後の実態などを検討し, 1, 2の知見をえたのでここに報告する. 本問題が社会的な因子によつて大きく左右されることは云うまでもないが, なんといつても, 医学的所見が最優先するわけであるから, 著者は純医学的な見地のみから取り上げることにした.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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